きっかけは、ニコニコ動画のランキングに上がっていたある動画だった。
ORAS以降ポケモン対戦から離れていた自分だったが、妙にこの動画が気に入った。そうして、この動画の投稿者である喰い断さんの他の動画も見てみた。
この「ざわさん」という方の構築がとても気になった。
動画を見ると、どうやら「構築記事」というものが存在しているらしい。見てみた。
文章力が凄い。
対戦面はまったくわからなかったが、それでも読みやすく面白い文章だけで、この構築記事を気が付けば読み終えてしまった。
もっと他の記事も見てみたい。
こうしてAPPDATEの記事を読み漁っていたが、どうやらざわさんは別のサイトでも文章を投稿しているようだった。
ざわさんの文章が好きなので、このサイトの記事も読んでみたいと思った。
当時の最新記事は「風じゃないルギア」だったように思う。
数日かけてけだまメモ内のほとんどの記事を読み終えた。
「トリプルバトル」の対戦をしたことは無かったが、文章が好きなので気にせず読んだ。
そして、記事を見ていると、どうやらYoutubeで配信も行っているようだった。
不定期配信なのでリアルタイムで見れていたかは定かではないが、アーカイブも含めてたまに見ていたように思う。
当時は休日ならトリプルフリーに人がいる状態だった。
こうしてトリプルバトルに触れているうちに、「トリプルバトルって面白そうだな」「始めてみようかな」と思うようになっていた。
そんなある日、2018年9月2日に、シャイニング神滅びの動画の生配信を見ていた。
「耕す」にネタ的な人気があることを知っていた自分は、対戦相手に出てきたミラータイプオムスター+耕すパラセクトに爆笑した。そして「トリプルバトルを始めよう!」と思った。
最初に組んだ構築はこんな感じ。雨サーフと耕すを入れたいと思ったこと、そして自分の好きなクチートを使いたいと思ったことからこのようになった。
幸いにも、当時遊んでいたオメガルビーに育成用のポケモンは残っていた。
当時はポケモンを交換してくれる当てが無かったため、ポケモンは自力で集めた。BW2で隠れ特性のビッパを隠し穴で捕まえたり、XYで隠れ特性のニョロモを群れバトルで捕まえたり、HGSS乱数で6Vメタモンや5VS0メタモンを捕まえたりした。通信進化はXYとORASでGTSを使って行った。
ルンパッパはこの時から球根を持たせていたと思う。ざわさんのTwitterを眺めていて「カイオーガと球根を発動させるポケモン」という画像を見て持たせた気がする。
お世辞にも強いパーティと言えるものでは無かったが、「トリプルバトルって楽しいな」と思った。メガクチートはとても強かった。
耕すが微妙な性能であることは様々な構築記事からわかりきっていたことだったので、より強い構築を作ることにした。
クチートに加え、ニョロトノとルンパッパも気に入ったので、それら3匹の入った構築を探してみた。
雨滅びに行きついた。
キングドラ枠はざわさんも弄ってヘイガニを入れたりしてネタにしていたので、自分はトリックルームができて貯水で味方の波乗りの恩恵を受けられるブルンゲルを入れてみた。
後にキングドラもちゃんと育成した。
この構築は結構強かったと思う。
こうしてトリプルバトルを遊んでいたが、ざわさんが生配信をする際はそちらを見ていたため、しばらくはスナイプをすることも無かった。
雨滅びがそれなりに強いと自信が持てたこともあり、初めてスナイプをしたのはこの配信だった。
結構パニックになっていた覚えはあるが、それでも勝てていたのは構築が強かったからなのだろう。
そんなこんなでトリプルバトルを楽しんでいたところで、「アブソルをもっと活躍させたい」「オリジナルの構築を作りたい」と思った。
そうして、アブソルを叩くことにした。
当初はルカリオがいなかったり、キリンリキがLv44だったりして、ポケモンが色々異なってはいたが、この記事の原型となるパーティを作った。
ただ、この頃にはトリプルフリーに潜っても当たらないことが多くなり、ざわさんが配信している時にだけ当たるというような感じになっていた。
この配信の後、しばらくざわさんのトリプル配信が行われることは無かった。
自分はトリプルフリーで放電パ使いの外国人*1と何度も再戦した。
この間に、いつかトリプルフリー配信がもう一度来た際に「このパーティで潜ってました」とツイートするためにTwitterアカウントを作成した。
#My386
— カワリミ (@AntiDamage303) 2021年3月10日
クチート&アブソル&ルンパッパ pic.twitter.com/H4b6pS01Sj
↑最初のツイートはポケモンセンターのキャンペーン用のものです
そうしてトリプルバトルを遊ぶ機会が無くなっていた頃、ざわさんがしんどくなった。
もう最近あまりにも全部がしんどいので、もうこうなったらあれをするしかないという気持ちがある。まずは3DSの充電だ。
— 和澤ざわ (@zalwa13) 2021年6月28日
#トリプルバトル2021
— カワリミ (@AntiDamage303) 2021年7月3日
お疲れ様でした!
久しぶりのトリプルバトル楽しかったです。
こちらは結局ほとんど叩けなかった、25キリンリキアブソルです。
次こそはアブソルを活躍させられるよう頑張ります。 pic.twitter.com/1amiTLcrvz
↑当アカウント2つ目のツイート
ここから令和トリプルが始まった。BV鑑賞会が始まり、トリプルwikiが作られ、潜っているよbotが作られ、交換募集ハッシュタグが作られ、だんだんとトリプルフリーに人が集まってきた。
自分のTwitterアカウントでも、この頃から頻繁にツイートをするようになったり、構築記事を「書けそうだな」と思ったというただ一点のみで書いたりして、自分の蹄跡を残すようになった。
自分が始めた時は週末にしかマッチングしなかったトリプルフリー。そこから時が経ち、ざわさんが配信している時にしか当たらなくなったトリプルフリー。それが、毎日たくさん対戦できるトリプルフリーになって、それが今の今までずっと継続されてきた。対戦相手がいるという安心感を常に持つことができて、自分は嬉しかった。
交換募集のハッシュタグも、ずっと継続されていて嬉しかった。タグも無ければTwitterアカウントも無く、夢ヤヤコマを求めて連日ミラクル交換をしていたかつての自分。「このタグが定着すれば、自分も欲しいポケモンを募集できるぞ」と思い、交換できるポケモンは積極的に交換していた自分。
交換募集のハッシュタグを見てポケモンを渡したり、潜っているよbotが鳴いているのを見て自分も潜ったり。そのような、自分がかつて行ったことが、少しでも今のトリプルバトルを取り巻く環境の形成に繋がっていたとしたら、とても嬉しい。