ビリジオン@いのちのたま(せいぎのこころ)
ルンパッパ@きゅうこん(すいすい)
リフレクター/ひかりのかべ/しんぴのまもり/いばる
ゴチルゼル@メンタルハーブ(かげふみ)
じゃれつく/いわなだれ/ふいうち/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!
構築の経緯
今日はざわさんの配信でミラクル交換会をやるらしいぞ!僕も用意してきたクチートを流そう!
→TNやらないおさんだ!トリプルフリーで対戦したことがある人だな~
……ビリジオン来たぞ!?!?
やらないおさん「ビリジオンは陽気5Vなので使ってください」
なんと陽気理想個体ビリジオン(しかも努力値振り済み)を貰えた!!
……やるしかねぇか……
騙したお詫びに… pic.twitter.com/2Qq12oJd5v
— 中田譲治 (@joujinakata123) May 23, 2016
ビリジオンの強み・採用パーティの選定
タイプ
草・格闘
- 攻撃面:メガガルーラへの打点のある格闘タイプが優秀。草タイプは一見対雨パに役立ちそうだが、ルンパッパやキングドラの弱点が突けないので言うほどではない。
- 防御面:草タイプなのがダメ。格闘タイプなのはもっとダメ。ニンフィアにもファイアローにも弱点を突かれるし、晴れパに燃やされる。草タイプは一見対雨パに役立ちそうだが、冷凍ビームで弱点を突かれるので言うほどではない。正直トリプルバトルで戦う気があるのか怪しい。
- その他:草タイプなので粉・胞子系の技が効かない。そのため、モロバレルの怒りの粉で攻撃が吸われることは無い。
種族値
91-90-79-90-129-108
- 攻撃・特攻:ギリギリ最低限度は備えてある…かも?
- 物理耐久:そこそこある。弱点を突かれなければ簡単に一発で倒されることは少ないくらいの硬さ。
- 特殊耐久:高い!ニンフィアが95-130なので、それより少し低いくらい。耐久無振りでもC特化ルンパッパの冷凍ビームが低乱数2発(9.8%)、C特化ニンフィアのプレートスキンハイパーボイス(Wダメージ)が低乱数1発(6.3%)と、飛行タイプ以外の並みの特殊技ではそうそう倒れない。タイプの悪さを十分に補えそう。
- 素早さ:高い!メガガルーラに先制できるのがとても偉い。問題はテラキオンと同速な事くらい。…大問題だ…
覚える技
強そうな技
- インファイト:A無補正164振りプレートorA無補正100振り命の珠だと無振りメガガルーラを確定一発!メガガルーラに先制できるのも相まってビリジオンの大きな強み。
- 気合い玉:威嚇が効かない格闘打点。ビリジオンは攻撃・特攻が同値なため、上記のインファイトと同じ調整でメガガルーラを倒せる。命中率が低いのが難点。
- リーフブレード:メガカメックスやニョロトノへの打点になる。
- エナジーボール:特殊技なので威嚇が効かない草打点。
- ギガドレイン:攻撃しつつ回復もできる。特殊耐久を生かした詰めに便利。
- 悩みの種:○○スキンや影踏み、フレンドガード等の強力な特性を書き消す、草タイプ特有の強力な技。メガボーマンダ相手にはメガシンカ後は先手をとられるのに要注意。
- ストーンエッジ:飛行タイプや炎タイプへの打点。
- ファストガード:猫騙しやファイアローのブレイブバードを防げる。S種族値108で使えるので、相手の猫騙しに先制しやすい。
- 挑発:相手の変化技を封じる。サンダーやメガリザードンYに先制して使って、追い風を防げるのが良い。
汎用性は低いが役立つ技
- 思念の頭突き:モロバレルへの打点。モロバレルがどうしようもなく重いパーティでなら役に立ちそう。
- 手助け:味方の火力を上げる。ビリジオン自身が素早さが高いため、使いどころは多くはなさそう。
- 光合成:特殊耐久を生かして詰めに使える。
- 瞑想:特攻と特防を上げて詰めに使えそう。範囲技が無いことを考えると使いどころは少ないため、技スペース的に厳しそう。
総評
- メガガルーラやヒードラン等を先制してインファイトで倒し、ニンフィアのフェアリースキンを悩みの種で消せるので、対スタンパだとそこそこ役立ちそう。ファストガードで相手のファイアローのブレバを止めて、隣のポケモンで倒す動きも面白そう。
- 対晴れパはストーンエッジがあるならそこそこ活躍できそう。でも草タイプなので焼き付くされそう。ヒードランを先制して格闘技で倒すのが限界か。
- 対雨パは冷凍ビームの有無にすべてがかかる。もし持っていなかったら、特殊耐久と水耐性にものを言わせて、対雨サーフには草技で攻めて、対雨トリル滅びにはゴチルゼルやメガクチートの特性を消して活躍できそう。
- 対砂パ…と言うかバンドリマンダはメガボーマンダが怖い。メガシンカする最初のターンで悩みの種をメガボーマンダに先制して打てられたら最高。バンギラスやドリュウズを格闘技で倒せるのも良さそう。
- 対トリルパは挑発があるならトリルを防げる。無くてもファストガードがあれば初手の猫騙しを防げるので、トリルを防ぐのに貢献できそう。
- 対叩きパは同速勝負ですべてが決まる。テラキオンと同速なのが辛い。
- その他変なパーティ:ファストガードで猫騙しを防いだり、悩みの種で特性を書き消したり、挑発で変な技を止めたりしてギミックの阻止に貢献できそう。ビリジオンは弱点を突けなければ火力が低いので、相手ポケモンによっては火力面での貢献は厳しいか。
これらを考え、特にニンフィアへの対抗策、及び水技無効特性持ちへの対策になるところを生かし、雨トリル滅びに入れてみることにした。
……数年前に作った雨サーフ式の雨トリル滅びだけどな!!!
パーティ解説
ビリジオン@いのちのたま(せいぎのこころ)
ルンパッパ@きゅうこん(すいすい)
リフレクター/ひかりのかべ/しんぴのまもり/いばる
ゴチルゼル@メンタルハーブ(かげふみ)
じゃれつく/いわなだれ/ふいうち/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!
パーティの動かし方
相手にファイアローかニンフィアがいるとき
- ニョロトノ・ルンパッパ・ビリジオンを出す
- ビリジオンでファストガードを張ってファイアローのブレイブバードを止めるorニンフィアに悩みの種を打ってフェアリースキンを書き消す
- 波乗りで流す ビリジオンは水耐性と特殊耐久の高さで頑張って耐える
- 味方の波乗りと敵の攻撃で倒れたところにゴチルゼルを出してトリルを張る
- メガクチートがすべてを蹴散らす
相手にニンフィアもファイアローもいないとき
- ニョロトノ・ルンパッパ・クレッフィを出す(中央ルンパッパ)
- 波乗りで暴れながらクレッフィで壁と神秘を張る
- 味方の波乗りと敵の攻撃で倒れたところにゴチルゼルを出してトリルを張る
- メガクチートがすべてを蹴散らす
<あたいったら最強ね。
個別解説
ルンパッパ
持ち物以外は比較的普通のルンパッパ。素早さ調整なんて知らない時に育成したのでCSぶっぱになっている。
1ターン目は猫騙しで敵の動きを止め、ニョロトノの波乗りで球根を起動。2ターン目からC+1で攻撃をしていく…というのが基本の動き。
水技が波乗りしかないため、味方がどんどん削れていく上にWダメージなのでギリギリ倒せないこともあり、小回りの効かない印象こそあれど、この範囲火力は病みつきになる。
雨乞いは対メガリザードンY用の技。第7世代までの仕様として、技選択時の素早さ関係がそのターンの行動順に影響し、ターン中に素早さが変わっても行動順は変わらない。そのため、
- ニョロトノの雨降らしで天候が雨になる
- 技選択(ルンパッパは雨乞いを選択)
- リザードンがメガリザードンYへメガシンカ
- メガリザードンYの日照りで天候が晴れになる
- すいすいが発動したルンパッパが行動し、先制雨乞いで天候を雨に戻す
といった動きができる。その後ニョロトノの波乗りで相手を流し、相手の炎技は雨で半減…と、決まれば勝敗を大きく左右するテクニック。
熱湯や冷凍ビーム、守る等、使いたい技は多くあるが、細かいことは気にせず波乗りで流していく。
<世界的ですもんね 乗るしかない、このビッグウェーブに
ニョロトノ
167(12)-×( )-95( )-156(252)-120( )-121(244)
ぽけっとふぁんくしょん!
素早さ:準速70族-1
明らかにおかしいニョロトノ。小技が光るニョロトノだが、この構築では思考を放棄してひたすらに波に乗り続ける。
一応波乗り以外の技も覚えているが、今回は冷凍ビームは数回、滅びの歌は1試合のみ使用、水の波動に至っては1回も使っていない。
基本的にこの構築でメガネニョロトノと読まれることはそうそう無いと思われるため、突然の高威力範囲技で相手を流せる。
素早さは天候が雨以外に変えられた際にルンパッパの雨乞い→ニョロトノの波乗り の動きをするために調整してある。ちなみに数年前に使っていたCSぶっぱの調整ではニョロトノとルンパッパが同速になっていた。正気か?
問題点としてはワイドガードに弱すぎること。相手への攻撃が防がれるだけでなく、味方がどんどん削れていく。一応ルンパッパであれば水技を1/4にできるので被害はそう多くはないが、そうでなかった場合は地獄と化す。素直に交代しよう。
一応構築名は雨トリル滅びの名を冠しているが、全然歌わずに波に乗り続けて倒れていくこいつ以外に滅びの歌を歌えないこのパーティに付けて良いパーティ名ではないかもしれない。
<なんか歌うのって「かっこ悪い」っつーか…
Q.なんでこんなニョロトノ使ってるの?滅び偽装?
A.雨サーフの個体を流用したためこんな型になりました。最初は真面目に滅びの歌を歌うことも考えたんです。滅び偽装をしようとは思っていませんでした。
ビリジオン
この構築の主役。……本当か??
一見するとニンフィアやファイアローが重すぎるこのパーティだが、それらへの対抗策となるポケモンであるため、相手のパーティによってはかなりの活躍を見せた。
ニンフィアには悩みの種でスキンを消してトノルンパで流し、ファイアローはファストガードでブレイブバードを止めてトノルンパで流していく。
さらに、初手に猫騙しをしに来たメガガルーラをインファイトでワンパンできる。ファストガードがあるため、もし絶対に猫騙しをされたくない場面でもしっかり防御できる。
相手視点からすると、「雨トリル滅びにはクチート以外威嚇が刺さらない」と考え、さらに威嚇役がランドロスのみだった場合は「下手にランドロスを出すとトノルンパで倒されてしまうため、ランドロスはクチートが出るまで温存しよう」という思考で威嚇がされない場合も多く、物理アタッカーでもありながら威嚇を気にせず運用できた。
隣のルンパッパのC+1雨波乗りはビリジオンであればしっかり耐えてくれる。
<ウソはいけません
…さすがのビリジオンと言えどもそこそこ痛いが、ビリジオンでなければもっと甚大な被害が出ているので我慢して貰う。
クレッフィ
普通のクレッフィ。壁を張って神秘を張って味方に威張って火力を上げる。
至って普通の型ではあるが、何故か多くの試合で隣のルンパッパから波乗りを受け続ける羽目になる。ルンパッパのC+1雨波乗りで乱数2発のため、ルンパッパが波に乗り続けていると、光の壁や相手ポケモンからの攻撃を考慮して2~3ターンくらいで倒れていく。両壁や神秘はしっかり張れる上に、「やることが無くて暇になって相手に威張り散らすしかない」という弱い状況になる前に倒れていけるのは良いところ。
<良くないが???
逆に早々にトノルンパが倒された場合、今度は両壁+神秘が貼られた状態でトリルクチートが降臨し、威張るでメガクチートの火力を底上げして圧倒的な火力で制圧させる仕事が新たに発生するため、これはこれで暇になることはない。
<助かった
ゴチルゼル
普通のゴチルゼル。影踏みで相手の交代を封じ、トリル+癒しの波動でクチートを補佐する。
影踏みを生かして滅びで倒すプランの主軸となるはずだったのだが、何故かニョロトノが滅びの歌を歌わずに倒れていくためそのような運用に使われることは殆どない。
<ちょっと男子ー!真面目に歌ってよー!!
代わりに、「ビリジオンの悩みの種で特性を書き換えたニンフィアを交代出来なくさせる」「ルンパッパの雨乞いで天候を雨に変えた上でメガリザードンYを交代出来なくさせる」といった方法で、置物になった相手ポケモンの交代を封じる活躍の場面もあった。
そのような使い方はあったが、結局は死に出しからトリルを使って裏からクチートを出して暴れる戦法で活躍することが多かった。
クチート
最強のポケモン。全てを破壊し勝つ。
トリックルームや両壁、いば神秘で万全のお膳立てをしたメガクチートには誰も勝てない。
何も考えず波に乗り続けて倒れていく不甲斐ない2匹を見送り、圧倒的な火力で相手を薙ぎ倒して行く。
トノルンパで1匹も倒せず残りポケモンがゴチルゼル・クレッフィ・クチートの3匹のみという絶望的な盤面からメガクチートが6タテして勝つ試合まであった。
1回だけじゃれつくを外して負ける試合もあったが、それ以外の試合はしっかり攻撃を当てて相手を粉砕した。偉いぞ~!
<ほら、あたいったら最強だって。
戦績・使用感等
15戦12勝3敗。2回あった再戦のどちらとも、そしてスリーパーニダンギル入り構築に負けたが、かなり良い勝率だった。
ベースの構築が5匹で完成された強力なものであるため、ビリジオンがピンポイントな対策に特化していてもそこそこ活躍でき、勝率もかなり良いものとなった。
また、意気揚々と初手に出てきたファイアローやニンフィアに対してビリジオンが活躍してくれたのでとても嬉しかった。
ちなみに、途中で雨サーフに寄せた構築を2戦試したら2連敗したのでやめた。オムスターシビルドン入り構築とキクノに負けた。
最後に
ウェーイwTNやらないおさん、この構築記事見てる~?キミが頑張って厳選して努力値まで振ったビリジオン、今オレの構築に入ってま~すwwごめんね~wwwこれからもやらないおさんのビリジオン、オレが使って活躍させちゃいま~すwwもう技構築までしっかりと考えられたものになってるでしょ?これ今から努力値調整まで考えちゃいま~すwww交換ありがとうございました!
おまけ1/3 アブソル入り雨トリル滅び
アブソル@いのちのたま(きょううん)
はたきおとす/フェイント/ほろびのうた/みきり
ルンパッパ@きゅうこん(すいすい)
リフレクター/ひかりのかべ/しんぴのまもり/いばる
ゴチルゼル@メンタルハーブ(かげふみ)
じゃれつく/いわなだれ/ふいうち/まもる
ぽけっとふぁんくしょん!
数年前に雨トリル滅びを組んだ時に、最終的にアブソルがねじこまれたもの。ビリジオン以外の5匹の個体はこの構築から流用された。
アブソルの解説
アブソル@いのちのたま(きょううん・いじっぱり)
141(4)-200(252)-80( )-×( )-80( )-127(252)
はたきおとす/フェイント/ほろびのうた/みきり
ぽけっとふぁんくしょん!
…なんで不意打ち覚えさせてないの!?
僕の好きなポケモン。当然のように入れられた。クチートも好きです。
「滅びの歌を覚えるから滅びプランで使えるんじゃないか?」と思って滅びの歌を覚えさせたが、耐久の低さ、そして「滅びで3ターン耐久するより叩き落とすで1匹ずつ倒していった方が安全で強い」という悲しい事実を肌で感じ、アブソルによる滅び勝ちはあまり強くないことがわかった。
もし今使うとしたらこんな感じのアブソルにする。
アブソル@いのちのたま(きょううん・いじっぱり)
143(20)-200(252)-80( )-×( )-80( )-125(236)
はたきおとす/ふいうち/ばかぢから/みきり
ぽけっとふぁんくしょん!
この構築での試合
↑ちょうどマッチング画面から見れます
ざわさんがデデンネ入り構築でトリプル配信をした時のものです。対戦後にアブソルが不意打ちを持っていないことをコメントしようとしましたが、アブソルの名誉を考えて言わないことにしました。
この時はまさか毎日トリプルでマッチングできるなんて思わなかったなあ。
おまけ2/3 クチート活躍試合
僕「相手はボーマンダを使っているな…。冷凍ビームで倒す素振りを見せて守るや交代をしてもらおう。そこに波乗りを当ててやる!」
僕「終わった…残り3匹で相手6匹を倒さないといけない……それに火力があるのはメガクチート1匹だけだ…」
ここで相手から降参された。…実質クチートが6タテでは???何なんだこのポケモン???かわいいね。
おまけ3/3
僕「ニンフィアの特性を書き換えつつ波乗りで流していこう!ロトムが怖いけど何とかなるでしょ!」
僕「特性を消したのにニンフィアに2匹倒された…残りはゴチルゼル・クチート・クレッフィ、そして残りHPの僅かなニョロトノしかいない…」
僕「クチートが麻痺した…もうダメだ…」
僕「トリックルームが切れたところにメガへルガーが来た……もう残された道は不意打ちで残り2匹を突破するしかない!」
僕「????????」
<やっぱりあたいが最強ね!