移り気変わり身記録

気の向くままに

アブソル入りガルニンフスタン【トリプルバトル】

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アブソル@いのちのたま(せいぎのこころ)

はたきおとす/ふいうち/ばかぢから/フェイント

ガルーラ@ガルーラナイト(きもったま)

すてみタックル/ふいうち/ねこだまし/まもる

ニンフィア@せいれいプレート(フェアリースキン

ハイパーボイスムーンフォースシャドーボール/みきり

ファイアロー@するどいくちばし(はやてのつばさ

ブレイブバード/おいかぜ/ファストガード/よこどり

ギルガルドきあいのタスキ(バトルスイッチ)

シャドーボール/ラスターカノン/キングシールド/ワイドガード

ランドロス霊@とつげきチョッキ(いかく)

じしん/いわなだれ/とんぼがえり/ばかぢから

ぽけっとふぁんくしょん!

 

構築の経緯

私がこれまで使った構築は、

・雨トリル滅び(たまにアブソルを入れる)

・キリンアブソル(アブソル・ルカリオ叩き)

antidamage303.hatenablog.com

antidamage303.hatenablog.com

 

の2種です。

 

さて、これらのパーティで対戦をするにあたって、一番嫌だったことがあります。

 

トリルパーティミラーです。

 

不毛なトリックルームの押し付け合い、トリックルームをしたのに先手を取れない、

トリックルーム合戦で双方トリル貼りの失敗、……

トリルパーティと当たる度に、これらの事を考えながら対戦をします。

 

雨トリル滅びであれば「トリルをしない」という選択肢も取れますが、キリンアブソルはそのような選択をしにくいパーティです。

 

このような経験から、トリックルームに頼ったパーティを使うのが少し嫌になってきました。

そこで、追い風による素早さ操作が存在し、素早さ操作をしなくても十分に渡り合える、ガルーラスタンを組むことにしました。

そして、そこに私の好きなポケモンである、アブソルをねじ込みました。

 

単体紹介

アブソル(NN:デッドダムド)

 

アブソル@いのちのたま(せいぎのこころ・いじっぱり)

146(44)-200(252)-88(60)-×( )-81(4)-114(148)

はたきおとす/ふいうち/ばかぢから/フェイント

ぽけっとふぁんくしょん!

調整:

無補正ファイアローのタイプ強化アイテムブレイブバード確定耐え

準速バンギラス抜き

 

私の好きなポケモンです。無理やりねじ込みました。

アブソルを採用するにあたって、一番意識しなければならないポケモンキリキザンです。

同じ悪タイプをメインに戦うポケモンですが、キリキザンはアブソルに無い大きな強みがあります。

 

・負けん気によって威嚇に強く出られる

・使いやすい鋼技をタイプ一致で使用し、フェアリーポケモンを倒せる

ファイアローブレイブバードを素で耐えられる

 

大きくはこの3点です。アブソルと違い、キリキザンの使用率が高い理由がかなり見えています。

これらの特徴があり、トリル要員を倒すのが大きな役割です。

 

さて、これを踏まえて、アブソルにあってキリキザンに無い、言わば差別化点を見ていきましょう。

種族値の違い

アブソルはキリキザンに比べ、攻撃種族値が5、素早さ種族値が5高いです。

攻撃種族値は乱数で倒せるか倒せないか程度の違いにはなりますが、素早さ種族値の差はとても大きいです。今回は活用していませんが。

特性の違い

アブソルは「強運」「正義の心」という、上手く活用すれば大きな強みになる特性を持ちます。

「強運」は、ピントレンズを持たせることで5割急所、急所に当たりやすい技を使えば確実に急所に当てられます。

でも威嚇を想定するならば負けん気の方が強いです。

「正義の心」は、悪技を受けることで攻撃が上がります。

しかし、不意打ちはほぼ受ける事は無く、バークアウトを受けるなら負けん気の方が強いです。

袋叩きを使用しないパーティで採用するならば、叩き落とすや悪の波動を打たれる時に最も有効に働きます。受け出しに使いましょう。そんな時は来ませんでしたが。

 

覚える技の違い

これこそが大本命です。非メガシンカのアブソルを活躍させるならば、覚える技で差をつけろ!

 

・フェイント

相手の守るやワイドガードを粉砕し、隣のポケモンで大ダメージを期待できます。

この構築では、ニンフィアハイパーボイスと組み合わせて、相手のプランを何度も玉砕しました。

キリキザンは横取りのみを使えるため、守るや見切りへの対策はできません。

 

・馬鹿力

相手の格闘弱点のポケモンを一発で倒すための技です。

使用後は攻撃と防御が下がるデメリットこそありますが、防御ダウンは元のアブソルの耐久を考えるとあまり問題にはなりません。悲しい。

攻撃ダウンは痛手なので、交代するか、相手が倒してくれる事を祈りましょう。

 

・じゃれつく

格闘ポケモンや悪ポケモン等に対する打点です。

元々は採用していましたが、一発で倒せないことがアブソルにとっては大きな問題だったので、より威力の高い馬鹿力に変更しました。

 

・岩雪崩

キリキザンには無い、貴重な範囲技です。

威力や命中といった難点はありますが、ぶんまわすは第七世代の技なので我慢しましょう。

当初は採用していましたが、相手を倒すことが難しく、結果的に使う場面が無かったため、別の技に変更しました。

 

・見切り

守ると違って、封印がされにくいです。封印を使われたことは無いですが。

相手がアブソルを狙ってくるか、すなわち、アブソルがヘイトを稼げているかを読むことができず、有効に使えなかったので、別の技に変更しました。

 

・滅びの歌

最終盤で使うかもしれない技です。

自分には扱いきれなかったので使いませんでした。

滅びパに入れたときは、「滅びで倒すよりもアブソルの火力を生かして1匹ずつ倒していった方が良い」という思考になってしまったのもあります。

 

・特殊技

キリキザンよりも特攻種族値が高いので、冷凍ビームでランドロスを倒したりできます。

能力値がかなりギリギリで、物理型を想定していたので、候補に入れていません。

BW時代にシングルで使った型では両刀で大文字を入れていたので、いつか両刀型を使うのも良いかなとは思います。が、色々厳しそうなので使わないかもしれません。

 

では、これらを考慮した上で、今回使用した型を見ていきましょう。

・叩き落とす

強力な悪打点です。ギルガルドやトリル要員を倒す時に輝くかもしれません。

実戦では、ゲンガーやニョロトノを倒しました。

基本的には、変化技を使いそうな相手に対して、不意打ちの代わりに使う技という印象です。

 

・不意打ち

アブソルの代名詞とも言って良いほどの技です。

この技があるだけで、相手は迂闊に攻撃技を使いにくくなるかもしれません。

MOVEや交代で無効化されることもあるので、使う場面を選ぶ、安定性に欠ける技という印象です。

 

・馬鹿力

予想外の方向からバンギラスヒードランを倒すための技です。読まれない場合もあり、実戦では相手のバンギラスを見事倒すこともできました。

元々は、「トリプルフリーでバンドリが流行っている」という噂を聞き、実際に潜って実感したので、じゃれつくから変更された技です。

ピンポイント気味な技ですが、しっかりバンギラスを倒す活躍をしました。

 

・フェイント

最も活躍した技です。基本的にアブソルのフェイントが読まれることは無かったと言っても良いほど、的確に使えました。

ボーマンダの守るを解除し、ニンフィアハイパーボイスで倒すという展開が印象的でした。

 

 

 

S調整については、準速バンギラスの上から馬鹿力を撃ったり、準速ギルガルドの上から叩き落とすを撃ったりするためです。スカーフバンギに破壊されました。なお、当初は準速ギルガルド抜きだったため、準速バンギラスと同速でした。

HB方面は、正直あまり期待していません。珠ファイアローで壊される調整なので。

でも、「全ての攻撃を耐えられないだろう」という思考で戦っていると、意外と耐えたりします。それが普通だろ。

 

プレイミスこそありましたが、しっかり活躍できたので良かったです。

 

大会中に配信された試合で、「中央アブソル!?ユナイトか!?」と言われました。追い討ちがとてもトリッキーで好きです。

 

大会前日までは特性は強運でしたが、大会当日の深夜に厳選をし、本番は正義の心で挑みました。悪技は受けませんでした。

 

ニックネームは、「わざわいポケモン」→災害というところから、デュエル・マスターズより「SSS級天災 デッドダムド」です。デッキ2つ買っていたらデドダムが再録されて悲しい。

 

 

アブソル以外のメンバー

ガルーラ(NN:はやぶさ)

 

ガルーラ@ガルーラナイト(きもったま・ようき)

181(4)-147(252)-100( )-×( )-100( )-156(252)

すてみタックル/ふいうち/ねこだまし/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

本当に頼もしいポケモンだった。

ゴーストタイプにも猫だましが当たるし、弱点でない攻撃は大抵耐えてくれるし、捨て身タックルの凄まじい火力で多くのポケモンを葬り去れた。Aに補正の無い性格のはずなのに…

威嚇が入っても十分な火力が出せ、S操作をされても不意打ちで圧力をかけられた。

シングルのメガガルしか知らない自分は、何のサポートも無しに大活躍ができる、むしろメガガル自身がサポートをしながら火力も担当できるという圧倒的なオールラウンダーっぷりに気づいていなかった。

 

でもシングルと違ってある程度型が読めるのが、相手にしているときの救いか。

 

当初はグロウパンチを採用していたが、上手く使いこなせなかったので守るに変更した。

 

自分が使っているスマホアプリのダメージ計算では親子愛の補正が0.25倍になっている。仕方がないので、親子の絆を捨てて、ハチマキを巻かせて計算している。

 

ニックネームは「Blazer Drive(ゲーム版)」に登場する敵キャラクター、ツルギのBOSS SKIL【連剣「隼」】より。30%の確率で次ターンカードが使えなくなるデバフ等の強力なデバフのある攻撃を1ターンに2回行ってくる。対策が出来ないから、正直ラスボスよりも強いと思う。新作とかリメイクとか移植とか出てほしいけど色々難しいんだろうなぁ。

 

ニンフィア(NN:RoRo)

 

ニンフィア@せいれいプレート(フェアリースキン・ひかえめ)

193(180)-×( )-85( )-178(252)-150( )-90(76)

ハイパーボイスムーンフォースシャドーボール/みきり

ぽけっとふぁんくしょん!

調整:追い風下で最速110属抜き

 

希望の歌姫。相手にとっては絶望かもしれない。

 

当初はトゲキッスを採用していたが、上手く使いこなせなかったのでニンフィアに変更した。後にアブソルのフェイントを採用したときに、使い勝手に大きな変化が訪れた。

 

ハイパーボイスがあまりにも頼もしすぎるので、ニンフィアが攻撃出来た試合は大体勝っていた。

ファイアローの横取り、アブソルのフェイントと、ワイドガードを防ぐ手段が2つあったのが大きかったか。

 

瞑想ニンフィアや、めざ地ニンフィア等、色々試してみたいと思った。

 

ニックネームは、「蒼き雷霆 ガンヴォルト 爪」に登場する電子の揺精(サイバーディーバ)にして、「白き鋼鉄のX(イクス)」に登場する希望の歌姫、RoRoより。「多元的宇宙」「リアルダイアリー」「レゾンデートル」という曲が好き。リアルダイアリーはYoutubeの公式チャンネルで聞けます!!!


www.youtube.com

ファイアロー(NN:バドラフト)

 

ファイアロー@するどいくちばし(はやてのつばさ・いじっぱり)

160(52)-146(252)-91( )-×( )-89( )-172(204)

ブレイブバード/おいかぜ/よこどり/ファストガード

ぽけっとふぁんくしょん!

調整:最速ニャオニクス抜き

 

S操作要員でありながら、妨害もでき、攻撃も一級品のすごいポケモン

基本的には追い風をして、横取りでワイドガードを奪ってニンフィアハイパーボイスでイージーウィンも狙った。

 

あまりにも器用過ぎるが、器用過ぎる上に岩4倍弱点なため、攻撃すること無く倒れていく事もあった。

 

調整については、火力と耐久を高めたい&意地っ張り個体しか持っていないという理由からSが最速ニャオニクス抜きに止めてある。

マニューラが来たら諦める。来なかったけど。

 

ニックネームは「ロックマンエグゼ」1~3に登場する、鷹のような炎属性のウイルス、「バドラフト」より。フレアドライブ覚えていないけど。好きなチップは「バリアブルソード」と「ノイズストーム」。ロックマンエグゼの移植版とか出ないのかな。VC版しかやったことないけど。

 

ギルガルド(NN:だんござし)

 

ギルガルドきあいのタスキ(バトルスイッチ・ひかえめ)

136(4)-×( )-70( )-222(252)-70( )-112(252)

シャドーボール/ラスターカノン/キングシールド/ワイドガード

ぽけっとふぁんくしょん!

ギルガルド枠。ワイドガードがとても使いやすかった。

 

「トリル要員を倒す」という仕事はアブソルと被るのでは無いかと思ったが、アブソルを初手に出すことは無いので杞憂だった。

 

気合いの襷は、パーティ作成当初は全く発動せず、他の持ち物に変えた方が良いのではとも思ったが、使い慣れていくにつれて発動し始め、とても信頼できる持ち物になった。

相手のギルガルドを先制で倒すことがやりやすいため、準速なのも使いやすかった。

 

ニックネームは、実在する刀「八丁念仏団子刺し」より。特徴的な名前には逸話があるらしい。世界樹の迷宮Xでは、序盤に確実に手に入れられてしばらく使い続けられる凄い刀として登場した。世界樹の迷宮の新作の続報を下さい。

 

ランドロス

 

ランドロス霊@とつげきチョッキ(いかく・いじっぱり)

164( )-216(252)-110( )-×( )-100(4)-143(252)

いわなだれ/じしん/ばかぢから/とんぼがえり

ぽけっとふぁんくしょん!

備考:D個体値28~29

威嚇枠。出しては蜻蛉で帰って来て、たまに居座って攻撃した。

 

タイプ一致技に難があるが、それを考慮してもハイスペックな性能をしていた。

 

耐久に乏しいアブソルを動かしやすくするためにも、沢山威嚇してもらった。

 

持ち物は突撃チョッキ。当初は拘りスカーフを持たせてスカーフドーブル対策にしていたが、アブソルにフェイントを覚えさせた時にチョッキに変えた。

スカーフよりも小回りが効くようになり、特殊技も耐えられるようになってとても使いやすいポケモンになった。

 

厳選があまりにも苦行だったので、D個体値はギリギリのところで妥協した。正直1上がったところで誤差だと思うので。

 

ニックネームは、厳選した中古ROMのデータを消した(現TN:カワリミのROM)ので、変更できなかった。名付けたら「グレイガ」とかになるかもしれない。

 

パーティの動き

当初の予定

パーティに強力な先制技持ちが3匹もいる!

どんなS操作にも負けない優先度付きの攻撃で相手の戦略を破壊してやる!

サイクル戦を成立させずに勝負を決めてやる!

 

実際の動き

パターン1

アブソル抜きの5匹でサイクルを回せ!

アブソルは倒せそうなポケモンがいたら死に出しで出せ!

ガルーラ強い!ニンフィア強い!

 

パターン2

ガルーラで猫だまし!ファイアローで追い風!

ニンフィアハイパーボイス!!!

ニンフィア最強!

 

 

基本的にはガルニンフスタンの5匹でパーティがまとまっていて、アブソルは詰めの段階で死に出しから出すパターンが多かった。

パターン1であれば削れたポケモンを不意打ちで刈り取り、パターン2であればファイアローが倒れた後の2匹目のワイドガード対策要員として活躍した。

 

アブソルが活躍できたので良かった。アブソルはサイクルに参加できるほどの耐久も耐性も無い事以外は問題が無かった。

 

使ってみた感想

頭の処理が追い付かない。集中力も持たない。

 

初めてのサイクル戦をする構築だったので、サイクルに限らず多くのプレイミスがあった。

 

中でも酷かったものは、

・既に場に出ていたガルーラに猫だましを命じる(当然「しかし うまく きまらなかった!」)。

・最後の最後の詰めで素早さ関係の認識ミスと倒す順番の認識ミスを犯し敗北。

の2点だろうか。

 

しかし、サイクル戦そのものはとても楽しいものだったので、他にもサイクル戦の出来る構築を使ってみたいと思った。アブソルその他好きなポケモンをねじ込む可能性はあるが。

 

最後に

試合の勝敗や、数々のプレイミスに思うところはありますが、「アブソル入りの構築を組み、アブソルを活躍させる」という目的は達成することが出来ました。

なので、個人的には満足のいく構築です。

 

おまけ 各ポケモンの推移

アブソル:じゃれつく/見切り(珠・強運)→じゃれつく/岩雪崩(鉢巻き・強運)→じゃれつく/フェイント(鉢巻き・強運)→じゃれつく/フェイント(・強運)→馬鹿力/フェイント(珠・強運)→馬鹿力/フェイント(珠・正義の心)

 

ガルーラ:グロウパンチ→守る

 

ニンフィア:トゲキッス(オボン)→ニンフィア

 

ファイアロー:鋭い嘴→珠→鋭い嘴

 

ギルガルド:変更無し

 

ランドロス:スカーフ→チョッキ